記念碑/モニュメント
「貞明皇后 御小休所」 城南宮行啓記念碑 京都市伏見区








京都市伏見区にある城南宮は、794年の平安遷都の際に都の守護と国の安泰を願い創建された神社です。教科書にも載っている、「鳥羽伏見の戦い」の舞台となった場所としても有名です。その城南宮の神苑内に「貞明皇后 御小休所」行啓記念碑はあります。貞明皇后は大正天皇の皇后です。大正天皇が京都で即位礼をされた翌年の大正5年に貞明皇后は城南宮に行啓され、境内の高台に新設された休憩所で歌を詠まれたそうです。
※行啓(ぎょうけい): 皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃が外出されること。
白御影石の記念碑は、神苑の周辺環境に馴染むよう、磨かずに叩いて風合いのある質感に仕上げています。側面には由緒を記したステンレス製の説明板を石柱にはめ込んでいます。説明板を読みながら現地に立つと当時の情景が浮かんでくるようです!